2008年8月
恵山寺の傍らには、唐代中期に開削された天下第二泉と呼ばれる井戸がある。
これは、唐代の識者、劉伯芻(りゅうはくすう)が茶水の品定めを行い、次のようにランクをつけたことに因むという。
公園の史跡を見終わって出口に向かうと、蓮池がとても似合う小さな亭が建っていて、池の周りを長廊が取り囲んでいる。長廊の下では、涼を求めて休んでいる人たちが何人かいて、じつにのんびりした風景だ。
廊下の突き当たりには、数人のグループが演奏をしており、ひとりのご夫人が甲高い声を張り上げて、京劇風の歌をうたっている。私は、どうもこのキンキン甲高い歌声が好きになれないのだが、このときは、彼らの見事な演奏が周りの風景にすっかり馴染み、しばらく聞き入ってしまった。
(終わり)
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