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江南の街道・ |
蘇州(そしゅう) |
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蘇州は、遠く春秋時代の紀元前514年に呉の国の首都となり、紹興(しょうこう)を拠点とした越との間で呉越戦争を繰り広げたゆかりの地です。この戦いを通じて、西施(せいし)の哀話や臥薪嘗胆(がしんしょうたん)など、多くの故事を生み出す舞台となりました。隋の時代から蘇州と呼ばれ、今に至っています。 |
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(運河のある風景) |
(ダウンタウンの花壇) |
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唐の詩人白楽天は杭州(こうしゅう)の長官を3年務め、西湖(せいこ)を讃える詩を幾つか残していますが、洛陽に帰任して程なく、こんどは蘇州の長官として再び江南に足を踏み入れます。そして「かつて杭州を賞賛し蘇州を嫌ったが、今や敢えて杭州ばかり誇張することはできなくなった」という詩を詠んでいます。 |
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白楽天にとって蘇州は、あれほど惚れ込んでいた杭州と同じくらい、素晴らしいところであったようです。 江南の人びとは、よく「天に極楽、地に蘇杭」という言葉を口にしますが、ここでいう「蘇杭」とは蘇州と杭州を指し、これらの地域は、天にある極楽のように素晴らしいところだと讃えているのです。 |
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(滄浪亭) |
(獅子林) |
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蘇州の市街区は、約200万の人が住む運河と白壁、そして緑の街路樹がとても似合う街です。中国で4番目に大きな太湖を始めとする多くの沼沢と河川、そして道路のように張り巡らされた運河の街としても有名で、これらの水面積が、市の総面積の四割以上に及ぶといわれています。 建物の高さ規制のある旧市街には、白壁と黒い屋根瓦の建築様式が随所に残され、とても落ち着きのある街並みに接することができます。 さらに、古典園林と呼ばれる庭園が街の中心部に多く保存され、拙政園(せっせいえん)、留園(りゅうえん)、獅子林(ししりん)、滄浪亭(そうらんてい)など9つの庭園が、世界遺産に登録されています。 |
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(虎丘の斜塔) |
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蘇州の北の外れには、虎丘(こきゅう)という大きな庭園があり、園内に立つ8面7層の虎丘塔は、土台部分と塔頂との間で2.3メートルほどの傾きがあり、東洋のピサの斜塔といわれています。 また、唐の詩人張継(ちょうけい)の「月落ち烏鳴いて霜天に満つ」で始まる楓橋夜泊(ふうきょうやはく)で有名になった寒山寺など、見どころが多く、史跡の詰まった歴史の街だといえるでしょう。 |
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(寒山寺の楓橋) |
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