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江南の街道・

無錫(むしゃく)

 
 
無錫市は 江南の街道沿いにあり、 市区の人口約220万人の大きな街です。市の中心は北緯32度で、日本の鹿児島あたりに相当します。太湖に沿って、東には世界遺産の園林がある蘇州(そしゅう)市、南には、茶と陶器の生産で有名な宜興(ぎこう)市があります。
 

  
   君の知らない異国の街で
   君を思えば泣けてくる
   俺など忘れて幸せつかめと
   チャイナの旅路を行く俺さ
   上海、蘇州と汽車に乗り
   太湖のほとり無錫の街へ

これは、1980年代後半にヒットした、無錫旅情に出てくる歌詞です。演歌ファンなら、覚えておられる方も少なくないでしょう。

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( 鼈頭渚公園 にある無錫旅情の石碑)
                         
無錫でもっとも有名な観光スポット、ゲン頭渚(げんとうしょ)公園には、無錫旅情の歌詞を刻んだ石碑があります。この公園は無錫の街の南側、太湖北岸に位置し、仙島や、1930年代に日本人が植樹した桜堤、また公園の近くには、呉越戦争で活躍した越の名将 範蠡(はんれい)ゆかりの蠡園(れいえん)や、傾国の美女西施(せいし)を祭った西施庄など、興味深い見どころが点在しています。
                         
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(仙島)
  (ゲン頭渚)
                         

太湖に突き出た小さな半島の形が、首を伸ばしたスッポンに似ていることからゲン頭渚(「ゲン」はスッポンの通称)という名が付きました。大陸で育った中国人は、海のように巨大な太湖と、岸壁のある景観にとても感動するようです。

                         
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寄暢園
 
(寄暢園の小亭でくつろぐ観光客)
                 

市の中心の西側には、恵山と呼ばれる小高い丘陵が連なっており、その麓に錫恵(しゃっけい)公園があります。園内には、恵山寺、寄暢園(きちょうえん)天下第二泉など、見ごたえのある史跡が残されていますが、とくに寄暢園は、 緑深い木立に囲まれた池と、その周囲に立てられた長廊や亭のある風景が、実に幽玄で心が和みます。

清の乾隆帝(けんりゅうてい)は、寄暢園が大変気に入り、同行の画家に見取り図を描かせて、北京に持ち帰り、庭園を作らせました。これが、世界遺産頤和(いわ)園のなかで「園中之園(庭園のなかの庭園)」といわれる諧趣園(かいしゅえん)です。

                 
無錫6  

太湖北岸の入り江を挟んで、ゲン頭渚西側の半島には、霊山(れいざん)大仏があります。宋代創建の寺の跡地に建設されたテーマパークで、世界最大の釈迦牟尼(しゃかむに)銅像(高さ88メートル)と、釈迦が蓮の花から誕生する情景を、音楽と噴水で演出する九龍灌浴(きゅうりゅうかんよく)が売り物です。

釈迦大仏に向かう長い石段の手前には、大仏と同じ大きさの右手(高さ12メートル、幅5.5メートル)の銅像が設置されています。

大仏像は足元まで登れるようになっており、足の指と、手前にある右手を触ると、霊気と幸福がもたらされるといわれ、訪れる信者や旅行客で賑わっています。

(世界最大の釈迦大仏)
               
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