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南京を広辞苑で引いてみると、「中国または東南アジア方面から渡来したものに冠する語」とある。南京錠、南京豆、南京たますだれなど、馴染みの言葉も多いが、日本人が南京と聞いて最初に頭をよぎるのは、やはり南京大虐殺という歴史ではないだろうか?

私が初めて南京に足を踏み入れたのは、いまから六年ほど前のことで、まったくの偶然からであった。ことの次第はあとでお話しするが、夕方南京の空港に着き、翌朝にはもう飛行機に乗っていた。
このため、南京という街の印象はほとんどなかったが、南京に行ったんだという記憶は強く心に残った。やはり歴史との関連で、南京を意識しいたからだと思う。
(「南京好日」より)このページをご覧の皆さまも、初めて南京を訪れるという機会に接したら、冒頭で引用した私と同じようなことを、思い浮かべられるのではないでしょうか?しかし、実際この街に滞在してみると、対日感情は、むしろ北京や上海ほどひどくないのに驚かされます。何となくのんびりした南京人気質といったものが、そうさせているのかもしれません。そんな南京から、思いつくままの南京だよりをお届けします。
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