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南京だより(2)

 

モザイク模様の畑です。余りにも印象的だったので、思わずシャッターをきりました。

ここは、長江第一大橋のたもとに広がる小さな空間。川沿いですから、日本の常識だと砂浜ですが、ここは黄土層の微細な粘土が運ばれて堆積しているため、養分は豊富なのかもしれません。それにしても、街の真ん中で、このような田園風景に接すると、何となく東京の世田谷を思い出してしまいます。

               

白鷺州公園は、唐の詩仙李白の詩「金陵(南京)の鳳凰台に登る」にある、一水中分白鷺州(長江の流れは、白鷺州で二分される)からその名をとった、なかなか文学的な公園です。李白が詠んだころの白鷺州は、今は存在しないというのも、想像心を掻き立てられます。

広い公園内には、幾つかの広場にこのような人だかりがあって、京劇に出てくる曲(多分そうではないかとの想像ですが)を歌っています。

 
   
ここの人だかりは、ちょっと少なめですが、桃色の背中を向けた女性と、向かい合う黒服の男性が、掛け合いで歌っています。京劇独特の甲高い歌声は、私にはどうしても馴染まないのですが、中国の人びとには、やはり心地よい響きなんでしょうね。
   

(2006年5月)

     
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