(北固山・東参道の門)
鎮江(ちんこう)にある北固山は、長江を北に臨み、南は堅固な城壁で守られているため、この名がつきました。
三国志の時代には、強国、魏の曹操(そうそう)に対抗するため、孫権(そんけん)と劉備(りゅうび)が同盟を結んだ、ゆかりの地として知られています。
特に北固山を有名にしているのは、城壁の上に建つ甘露寺(かんろじ)です。
呉の孫権は、荊州(けいしゅう)《現在の湖北省南部》に居座っている劉備から、荊州を取り戻す方策に苦慮していました。
そこで一計を案じ、彼の妹を嫁にするといって、劉備を鎮江に誘い出したあと、彼を人質にして荊州を取り戻そうとしました。
しかし、諸葛孔明の機転で、劉備は先に孫権の母親に目通りし、彼女の信頼と同意を得てしまったのです。こうして、劉備はまんまと孫権の妹と結婚し、人質にされずに済みました。
甘露寺には、これらの逸話をテーマにした蝋人形が展示されています。
(北固山・甘露寺)
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