(個園名物、広大な笹の庭園)
個園という不思議な名前も、清代の詩「月竹を映(うつ)し、千個の文字を成す」から取られたといわれています。確かに、月影に映し出された笹の葉は、幾つもの文字が折重なっているように見えそうですね。
この庭園のもうひとつの売り物は、春夏秋冬をテーマにした庭石で、庭園の入口にある竹を主体にした春景、太湖石と池を組み合わせた夏景、黄石を積み上げた秋景、石英成分が冷たく光る宜石《(ぎせき)安徽省宜山で取れる石》で飾られた冬景で構成されています。
また、石庭の中に建つ抱山楼(ほうざんろう)の2階からの眺めは心が和み、往事の豪商の優雅な暮らしぶりが偲ばれます。
(個園の石庭「夏」)
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