(黄鶴楼)
湖北省の武漢にある黄鶴楼(こうかくろう)は、湖南省の岳陽楼(がくようろう)、南昌の滕王閣(とうおうかく)と並び称される、江南の三大名楼のひとつです。
この楼閣には、ただで酒をふるまった酒屋の主人へのお礼に、仙人が壁に黄色い鶴の絵を書いて立ち去ったところ、酔客が手を叩いて歌うと、壁の鶴が踊りだすので評判になり、酒屋は大繁盛。主人はこの鶴のために、黄鶴楼を建てたという民話が伝わっています。
しかし、この楼閣をさらに有名にしているのが、李白の詩「黄鶴楼にて孟浩然(もうこうねん)の広陵に之くを送る」で、たいていの中国人が、すらすらと暗唱します。
故人西のかた黄鶴楼を辞し
煙花(えんか)三月揚州に下る
孤帆(こはん)の遠影は碧空に尽き
ただ長江の天際(あまぎわ)に流るるを見る
この詩は、先輩で友人でもある孟浩然が、揚州に船出するときに詠まれました。友人の船が遠景に溶け込んで見えなくなるまで見送った情景と作者の心情が、簡明な言葉のなかに詠み込まれ、彼の得意とする絶句のなかでも、とりわけ秀逸な作品だといわれています。
(黄鶴楼門前の古街)
このページは、中国旅行専門サイト|南京ツアー・コンサルティングが制作し、提供しています。
Copyright(C)2005-2011. All rights reserved by Nanjing Tour Consulting Co., Ltd.