(蠡園)
ゲン頭渚公園の岬の北側には、太湖を堤で塞き止めた大きな蠡湖(れいこ)が広がり、その湖畔に蠡園があります。
この庭園は、臥薪嘗胆で有名な呉越戦争で、越を勝利に導いた宰相、範蠡(はんれい)に因んで造られたものです。
範蠡は、越王の勾践(こうせん)が呉を破って覇者となったとき、ただちに宰相の職
を辞して他国に移住。
新天地でまず農業を始め、その後商いで大きな財を成したことが、司馬遷の「史記」に記されています。
宮仕えの理想的な身の処し方として、人も羨む成功を収めた範蠡ですが、越国が呉王に献上していた絶世の美女、西施(せいし)を救い出して無錫(むしゃく)に隠居したという、さらに羨ましい伝説がこの地に伝わっています。
呉の都は蘇州(そしゅう)にあったので、西施を無錫に連れ出したというのは、地理的にはありそうな話しすが、史記では一切触れられていません。
(蠡園の西施庄に立つ西施像)
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