(獅子林・太湖石築山)
江南庭園の代表格は、蘇州(そしゅう)の「古典園林」と呼ばれ、9つの庭園が世界文化遺産に登録されています。
これらの庭園は、いずれも市街地にあるため、スペース上の制約から、池や小山を中心とした小さな山水風景を表現しており、北京の頤和(いわ)園など、皇帝の広大な庭園とは対照的です。
獅子林(ししりん)は、元末の高僧によって造られました。
園内に獅子の形をした怪石が多いことや、高僧の師が浙江省の獅子岩中峰というところに住んでいたことから、獅子林の名がついたといわれています。
面積は、拙政園(せっせいえん)の五分の一ほどのこじんまりした庭園ですが、多くの太湖石を使った築山がユニークで、「偽山王国」の異名があります。とくに乾隆帝の御筆「真趣」の扁額がかかった、真趣亭からの眺めは圧巻です。
(獅子林・指拍軒)
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