(潯陽楼正門)
水運の要衝、九江(きゅうこう)は、かつて潯陽(じんよう)と呼ばれていました。長江のほとりに建つ潯陽楼は、九江市のシンボルで、遠く唐の時代からその名が知られています。
この楼閣をとくに有名にしているのは、中国の古典小説水滸伝との係わりでしょう。水滸伝の主人公宋江(そうこう)は潯陽楼に登り、素晴らしい風景と見事な料理に心を打たれ、詩を詠みました。
しかし、これが反詩とみなされたため追われる身となり、梁山泊(りょうざんぱく)に豪傑を集めて腐敗した朝廷と戦う物語り、水滸伝が繰り広げられます。物語りの性格から、この小説は何度も禁書となりましたが、多くの人の心を惹きつけて止まない名作だといえるでしょう。
(水滸伝の主人公宋江が詠んだ詩)
(楼上でくつろぐ旅行客)
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