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(東渡苑にある古黄泗浦の照壁)
阿倍仲麻呂が36年ぶりに帰国するとき、鑑真和上も長江を下って一行に合流し、河口に近い黄泗浦(こうしほ)から遣唐使船に乗って船出しました。
鑑真は無事九州に到着しましたが、阿倍仲麻呂の船は暴風雨に遭って、ベトナムに流され、二度と再び日本に戻ることができなかったのです。
この歴史的な出逢いと別れの舞台となった黄泗浦は、常熟(じょうじゅく)市の近くにあります。
山の名は虞山(ぐさん)といい、その麓には、呉を建国した仲雍(ちゅうよう)や、孔門十哲のひとり言偃(げんえん)の墓、そして宋代創建の方塔(ほうとう)などが建ち、周辺には清代の風情を残した家並みと堀のある風景が連なって、古い歴史とロマンに駆りたてられる街です。
(虞山山頂から尚湖を望む)
(興福寺)
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