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一度は訪ねてみたい街・

景徳鎮(けいとくちん)

 
景徳鎮の磁器  

景徳鎮の名は、日本でも、歴史的な陶磁器のブランドとして広く知られていますが、どこにあるのかご存知のかたは、少ないかも知れません。

この街は、江西省の北部にあり、南京からは直線で、350キロほど南西に位置します。

西に廬山(ろざん)、北には黄山(こうざん)があって、これらの世界遺産を訪ねるとき、この街に立ち寄ってみるのもいいでしょう。

 
(景徳鎮の磁器)
                   
景徳鎮での陶器製造の歴史は、1,700年にも及びますが、高温で焼き上げる磁器の発明で、飛躍的に発展をとげました。とくに宋の景徳年間に、皇帝真宗(しんそう)の愛顧を受け、この地に監鎮官(かんちんかん)を置いて、ご用達の陶磁器の製作を始めたことから、景徳鎮と呼ばれるようになったといわれています 。
                   

明清の時代に最
盛期を迎えまし
たが、封建社会
が崩壊して皇宮
ご用達という大
きな後ろ楯を失く
し、往時の繁栄
ぶりは見られなく
なりました。

現在の景徳鎮
は、行政区全体
の人口が150万
人ほどの、こじん
まりした街です。

  景徳鎮1 景徳鎮2
 
(絵付け作業)
(街灯の柱も陶器製)
           

持ち前の陶磁器製造を堅持しながら、産業の近代化を模索していますが、やはり、世界に多大な影響を与えた陶磁器の文化は、今後も大切な産業資源として、引き継がれてゆくことでしょう。

観光地として、もっともよく整備された「陶磁文化博覧区」は、市内を南北に流れる昌江(しょうこう)の西側にあって、江南の建築様式の旧家や庭園、陶磁器製造の実演を行うコーナーや古窯などを、楽しく見学することができます。

           
景徳鎮3     景徳鎮4
(陶器文化博覧区)
(絵付けの実演)
     
昌江を渡って東の旧市街に向かうと、新しく整備された陶磁器の卸問屋街や、昔ながらの小さな売店が残されており、ちょっと立ち寄って、気に入った陶磁器を探してみるのもいいでしょう。
     
景徳鎮5

街の中心には、清代の建物を模した商店街があり、観光都市としてやってゆこうとする市の意気込みが感じられます。

市内から40キロほど離れた高嶺(カオリン)地域は、景徳鎮の磁器を一躍有名にした原料の主産地で、英語名のKAOLINも、この地の名前に由来しています。今は使われなくなって閉鎖され、国家重点文物保護地区として管理されています。

(清代建築様式の商店街)
                         
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