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(「土楼王子」振成楼)
永定(えいてい)という地名は、日本ではあまり知られていませんが、客家(はっか)の土楼をご存知の方は、結構いらっしゃるのではないでしょうか?
永定県は福建(ふっけん)省の山間部にあって、著名な土楼集中地域ですが、国家歴史文化名城ではありません。ただし、福建省の土楼は、2008年世界遺産に登録された貴重な文化遺産ですので、ここに取りあげました。
唐から宋に至る時代、戦乱を避けて南部に移動してきた人びとの多くは山間部に新天地を求めましたが、土着の先住民との衝突から身を守るため、土楼と呼ばれる集合住宅が考案され、客家という独特の民族集団が形成されたと考えられています。
永定から車で1時間ほど険しい山道を走ると、渓流と山の緑がとても似合う初渓(しょけい)土楼があり、さらに遠くまで足を伸ばせば、四角と円形の土楼がミックスされた、不思議な形状で最近売り出し中の、田螺坑(でんらこう)土楼を目にすることもできます。
(土楼内部)
(山あいの棚田と四角い土楼)
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